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ミッションUD:白血病患者を救え!Target:12
494 :
25世紀を目指す名無しさん
:2001/06/13(水) 03:35 ID:???
■チロシンキナーゼがターゲットである(オクスフォード大学HPによる)ようなので、
また調べてみました。
PTK :(Protein Tyrosin Kinase)・チロシンキナーゼ活性蛋白質(英語での発音はタイロシンカイネース)
チロシンキナーゼとは、プロテインキナーゼ(タンパク質をリン酸化する酵素)のひとつで、チロシン残基を特異的にリン酸化する酵素の総称。
この蛋白質の一例をあげると、チロシンキナーゼ活性蛋白質の一つ、BCR−ABL チロシンキナーゼは、
慢性骨髄性白血病(CML,Chronic Myeloid/Myelocytic Leukemia)を引き起こす。
BCR−ABL チロシンキナーゼとは、ヒト染色体間でその一部が入れ替わる(相互転座と呼ばれる)という染色体異常を起こした染色体
(フィラデルフィア染色体と呼ばれる)が(その中の遺伝子の作用で)作り出すチロシンキナーゼ活性蛋白質の一つ。
ヒト染色体の9番染色体の切れ口(q34)と、22番染色体の切れ口(q11)が入れ替わる相互転座には、それぞれの部位のDNAに
「ABL」「BCR」という配列が存在するため、こう呼ばれる。(切断・結合の部位の違いによって様々なタイプがある)
CMLは、造血幹細胞がこのBCR−ABL チロシンキナーゼの作用によって腫瘍化されることによって起こるとされている。
また、CMLについては、1996年Druker博士によりBCR−ABL チロシンキナーゼに対する非常に特異性の高い阻害剤が開発されている。
(開発コードSTI−571、商品名はGleevec(米以外の国ではGlivec)と呼ばれている)
また、その他のチロシンキナーゼ活性蛋白質も多数存在し、細胞の癌化に深く関わっているとされている。
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